「警察学校は連帯責任が厳しい」
そんな話を一度は聞いたことがあるという人も多いと思います。
実際、警察学校では、一人のミスが班全体の背金んになることも珍しくありません。
民間企業でも、一人のミスがチーム全体に影響することはあると思いますので、警察に限ったことでは無いと思います。
でも実は、この連帯責任には警察という仕事ならではの理由があります。
この記事では、元警察官がの経験をもとに
警察学校で連帯責任がある本当の理由を解説します。
警察学校はなぜ連帯責任なのか
結論から言うと、理由はシンプルです。
命を落とすからです。
警察官は、現場に向かうとき、基本的には
2人以上で行動することが原則になっています。
これは単なるルールではなく
「警察官の命を守るため」のルールです。
警察官は想像以上に危険な仕事
たまに「警察官が刺された、襲われた」などのニュースが報道されています。
しかし、そのようなニュースは頻繁にはありません。
しかし実際は、現場の判断で大事にしていないだけで、危険な場面は普通にあります。
例えば
・酔っ払いに突き飛ばされる
・取り押さえる時に暴れられる
・交通整理中に車に当たりそうになる
など、こういった場面以外でも、ヒヤッとする場面は普通にあります。
私自身も、暴れる人を取り押さえる時に、突き飛ばされたことや、身体検査をした時に刃物を所持していたなんてこともありました。
当時から「これ一歩間違えれば・・・」なんてことはよくあったので、落とし物にきた人の手元なども常に警戒していましたね。(笑)
なぜ単独行動が危険なのか
もし、警察官が一人で行動していたらどうなるでしょうか
仮に、犯罪を犯して逃げようとする犯人を捕まえるとしましょう。
皆さんも犯人の気持ちになってもらったらイメージしやすいと思いますが、
捕まったら刑務所
と考えると何が何でも逃げようと思いますよね。
現場での犯人はまさに、その心境なんです。
方や、仮に逃げられても、なにも言われない警察官1人がそんな犯人相手に勝てますか?
ということです。
人間の底力は本当に侮れません。
興奮した犯人であれば、「警察官をケガさせたらどうしよう」なんてことは一切考えません。
だからこそ警察では、
「単独で行動しない」
という考え方が徹底されています。
その意識を叩き込むのが、警察学校
警察学校の連帯責任は、単に厳しくするためにあるわけではありません。
目的の一つです。
「常に仲間を意識する警察官を育てること
警察の現場では、
・周りの警察官の動き
・危険な人物の行動
・現場の状況
こういったものを常に見ておく必要があります。
そのため警察学校では、
「自分だけよければ良い」よいう考え方を徹底的に排除し、学生のうちからチーム意識を叩き込みます。
それが、あの厳しい連帯責任の文化です。
まとめ
警察学校の連帯責任は、
ただ厳しいだけのルールではありません。
その背景には、
・警察官は複数人で行動する仕事
・現場には命の危険がある
・仲間を守るチーム意識
こういった理由があります。
この「連帯責任」には、
将来の危険な現場で生き残るための大切な訓練
なのです。